聖書

カインとは、どういう人物なのか

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聖書で知っている人物を上げられる時、よく話題として出るのはカインです。

 

教会でもメッセージにカインのことを取り入れられます。裏切り者のユダと同じぐらいの割合かもしれません。

 

そのようなカインとは、どのような人物だったのでしょうか。

1、人間はじめての男の子孫カイン

カインは、最初の人間アダムの最初の息子です。

聖書の家系図には、女性は取り上げられないので、アダムとエバのこどもは、カインよりも先に、娘が生まれていた可能性はあります。

カインからすれば、姉です。

とはいえ、男子のはじめは、カインでした。

 

アダムとエバは、このカインが生まれたことをとても喜びました。

聖書には、カインが生まれたことをふたりが喜んだとは書かれていません。

 

ですが、ふたりが喜んだことは、想像できます。

 

なぜなら、ふたりからすれば、待望の男子だったからです。

 

なぜ、男子をふたりは望んでいたのでそうか。

 

それは、アダムとエバが、善悪の木から実を取って食べ、悪を知ることで、罪をおかしてしまった時、神様は、彼らに試練を与えることで守られる環境にされたのです。

その最初の試練とは、天国であったエデンの園からの追放です。

また、いつも一緒にいてくださったイエス様という神様からも離されてしまいました。イエス様はいのちであり、その象徴であるいのちの木は、封印されたのです

罪がありながらも、人間が永遠に生きることがないようにと、人間がエデンの園に近づけないように神様はされたのです。

 

天国からの追放は、ふたりからすれば、はじめての絶望だったことでしょう。

 

ですが、神様は、ふたりに試練だけを与えたわけではありませんでした。

 

神様は、またエデンのような天国に戻してくれる救世主が女の子孫から生まれることを預言から与えられたのです。

創世記3章15節

わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」。

 

「おまえ」とは、蛇であり、悪魔のことです。「すえ」とは、子孫のことです。

悪魔の子孫ということになりますが、もちろん、悪魔と血のつながりがある子孫のことではなく、悪のプログラミング、悪の情報を受け継いだ人間のことです。

そして、その悪魔の頭を女から生まれた男子が、踏み砕くのです。

 

アダムとエバを悪の情報へと導いた悪魔は、ふたりから忌み嫌われる存在になったのです。神の子孫(神側の人間)は、悪魔から距離を置こうとするようになったのです。

 

そして、ふたりが望んだのは、「彼」という存在の息子でした。

自分たちの息子が、悪魔の頭を打ち破ってくれると考え、そして、生まれたのが、最初の息子カインでした。

このカインは、救世主だと思ったふたりは、喜びのあまり優遇して、育ててしまったかもしれません。

 

 

2、カインには、弟がいた

カインには、弟がいました。その名がアベルです。

アダムとエバからすれば、ふたり目の息子です。

 

ですが、ふたりは、救世主は、カインだと考えていたのかもしれません。

また、弟アベルと比べられることで、対抗心も沸いたことでしょう。

 

優遇された環境と弟との関係により、カインの日々の暮らしは、悪に流されやすいものを産んでしまった可能性があります。

 

聖書には、それをかいまみた記事が書かれています。

 

創世記4章1-7節

1人はその妻エバを知った。彼女はみごもり、カインを産んで言った、「わたしは主によって、ひとりの人を得た」。 2彼女はまた、その弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。 3日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物とした。 4アベルもまた、その群れのういごと肥えたものとを持ってきた。主はアベルとその供え物とを顧みられた。 5しかしカインとその供え物とは顧みられなかったので、カインは大いに憤って、顔を伏せた。 6そこで主はカインに言われた、「なぜあなたは憤るのですか、なぜ顔を伏せるのですか。 7正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません」。

 

カインは、農業。アベルは、畜産業を手掛けていました。

 

ふたりは、神様に対して、捧げものをすることになったのです。新改訳聖書では、アベルは、自分の手で、もっとも最上な子羊のういごを持って来たと書かれています。これは逆にいえば、カインは食物を用意したのですが、自分の手で持って来たのではなかったかもしれません。姉なのか、妹なのか、違う人に持ってこさせていたことでしょう。

よりよい食物をより選んだとも思えません。

 

神様は、カインとアベルの心とその行いをみて、アベルのささげ物を選ばれたのです。

 

弟アベルが兄である自分を差し置いて、選ばれたことに、彼は怒りを覚え、下に顔をうつむかせたのです。そのため、神様は、正しいことをしていたのなら、顔をなぜあげないのか、罪が門口で待ち伏せしているとさえ、忠告されたのです。

 

カインと弟アベルとの確執は、彼からすると大きかったのでしょう。

人類がはじめて兄弟意識を持ち、見比べられたことだったので、それに対する対処方法は、誰も知らなかったのも要因でしょう。

 

 

3、弟アベルを殺したカイン

カインは、人類はじめての殺人をおかしてしまいました。

 

創世記4章8-12節

8カインは弟アベルに言った、「さあ、野原へ行こう」。彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。 9主はカインに言われた、「弟アベルは、どこにいますか」。カインは答えた、「知りません。わたしが弟の番人でしょうか」。 10主は言われた、「あなたは何をしたのです。あなたの弟の血の声が土の中からわたしに叫んでいます。 11今あなたはのろわれてこの土地を離れなければなりません。この土地が口をあけて、あなたの手から弟の血を受けたからです。 12あなたが土地を耕しても、土地は、もはやあなたのために実を結びません。あなたは地上の放浪者となるでしょう」。

 

カインは、アベルを野原に呼び出し、襲い掛かったのです。

そして、殺してしまいました。

アベルの血は、土地に流れ、その土地は、アベルの血を吸ったのです。アベルの想いは、カインへの怒りとなり、カインは呪われてしまったのです。

そのため、神様は、さらに試練を与えました。

 

罪をおかすとその罪により、苦しめられることで、人間を守られるためです。

 

カインは、はじめての殺人をしたことで、その行いに恐れたのです。

アダムとエバは、カインまたは、アベルが救世主だと考えていたことでしょう。ですが、カインは殺人をおかし、アベルは死んでしまったことで、このふたりが救世主ではなかったことに気づいたことでしょう。

 

4、神様による守り

カインは、アベルを殺してしまったことで、恐れを抱きました。

自分をみた人間は、自分を悪だとして、いのちを狙うと考えたのです。

 

創世記4章13-14節

13カインは主に言った、「わたしの罰は重くて負いきれません。 14あなたは、きょう、わたしを地のおもてから追放されました。わたしはあなたを離れて、地上の放浪者とならねばなりません。わたしを見付ける人はだれでもわたしを殺すでしょう」。

 

ですが、神様は、殺人の意味を本当に理解せずに犯してしまったカインに守りを与えたのです。

それが、「しるし」でした。

 

創世記4章15節

15主はカインに言われた、「いや、そうではない。だれでもカインを殺す者は七倍の復讐を受けるでしょう」。そして主はカインを見付ける者が、だれも彼を打ち殺すことのないように、彼に一つのしるしをつけられた。

 

カインを殺せば、7倍復讐を受けてしまうという守りを神様は与え、カインを守られたのです。その「しるし」で、それを明確化されたのです。

そのため、カインは殺されることなく、のちに子孫を残していくことができたのです。

 

カインのいう「みつける者」やカインの嫁は誰だったのでしょうか。

それは、カインの兄妹、姉または妹、または、その後に生まれた弟たちのことを指したことでしょう。

 

では、「しるし」とは、どのようなものだったのでしょうか。

 

みなさんは、しるしというと、形や文字のようなものだと思うかもしれませんが、しるしとは、色でも表されるものです。

 

アダムは、土から生まれました。そのため、アダムの肌は、茶色だったと考えられます。そして、そのアダムの骨から生まれたのがエバでした。骨は黒人であっても、白色です。エバは白人だと考えられます。

この二人から生まれる子孫は、茶色か、白色だということになります。

 

ですが、現代では、人間の肌の種類は3色と中間色です。

 

白・黒・茶色です。

 

では、黒色は、どこから生まれたのでしょうか。もしかすると、このカインから生まれたのかもしれません。

黒色というのは、なぜか、魔的なものが利用したりする色です。魔女や闇、黒猫などです。

また、葬式などにも使われるのは黒色です。

黒色自体は、悪いものではありません。ですが、なぜかこのようなイメージが世界中で共通して存在しているのです。

 

どこからそのイメージが生まれたのでしょうか。それはこのカインの出来事からだったかもしれません。

神様は、カインの肌を黒色にすることで、しるしとしたかもしれないのですね。

 

世界の広さが明確になったのは、近年です。

200年前までは、本当の世界の広さは、誰にも知りようがありませんでした。ということは、世界中の人間の肌が、3色だったことは、誰にも知ることができなかったのです。にもかかわらず、聖書は3色で世界が広がっていることが書かれているのです。

 

2度目の創世記であるノアの家族から、それぞれの肌の種族が広がっていったようにです。

 

 

ですが、差別的なことで、黒色であったことを伝えるべきではありません。なぜ、聖書は、ここで不明確な「しるし」という表現にしたのでしょうか。それは、その後のカインの子孫のためだったことでしょう。

そのしるしは、カインの子孫を苦しめるために与えたのではありません。それを忘れてはいけないのです。

むしろ、カインの子孫を守るために、神様から与えられたと書かれているのです。

カインに与えたしるしは、神様からの愛なのですね。

 

その後、カインは、エデンの東の土地で、妻とともに子孫を残していきます。

創世記4章

16カインは主の前を去って、エデンの東、ノドの地に住んだ。 17カインはその妻を知った。彼女はみごもってエノクを産んだ。

 

カインの子孫。カイン族>>

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