思考の変化

他人と競うことは悪いことなのか

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人は、自分が何者なのかということを知りたくなる生き物です。

自分を何者なのかということを知りたいと考えることは、悪いことではありません。

自分が何者なのかを知るために、単純に、他人を見比べることで見出そうとしまいがちです。

 

ですが、それは本当に正しいことなのでしょうか。

 

解りやすく単純に考えると、同じ人間である他人を測りにすれば、自分が見えやすくなると思うわけですが、それは本当に正しいのでしょうか。

 

そして、いつの間にか、目的が何なのか解らなくなり、他人と競うことばかり気にしてしまう人がいます。

人と競うことの意味を考えてみましょう。

1、人は同じ人は、ひとりもいない

他人と競うことが良いのか、悪いのかということに、答えはハッキリとは言えません。なぜなら、その職業や環境によっては、競うことになる人もいるからです。

ですが、ハッキリと言えることは、同じ人間はいないということです。

 

これを否定する人はいないでしょう。

 

例え、一卵性双生児で、まったく同じように、生きることは不可能です。

 

肉があるだけに、同じ位置で立つことはできません。クローンなどというものは、存在しませんが、例え、クローンであっても、同じ環境になるわけがありません。

人間という大きな枠の中で、くくることはできますが、その人間も、様々です。

違うのに、なぜ競うのでしょうか。

 

他人を超えようとしても、超えられるわけがありません。

それは、超えていると錯覚しているだけです。優越感にひたっているだけで、もともと違うのですから、超えることなどできないのです。

ただ、今の自分をさらに良くしようと成長することは、良いことです。人は、赤ちゃんから大人へと成長していくように、大人になっても日々成長していきます。1秒たりとも、同じ自分ではありません。常に変わっています。体の一部である細胞は、死に続けていながらも、またその遺伝子という地図に沿って、蘇っているkらです。ですから、自分を成長させようとすることは、悪いことではなく、当然だと言えるでしょう。

それを他人を使う必要はないというわけですね。

 

他人を使うと、解かりやすく感じるかもしれませんが、ただの錯覚です。

 

猿は木登りが得意ですが、その猿に、鳥と空を飛ぶことを競っても、負けるだけです。もともと、猿と鳥は違うのです。

鳥に飛ばずに、木に登れといっても、登れないのです。

違うものは、違うのです。

2、違うことは、素晴らしい

違うからこそ1つになれます。

世界を見渡してみましょう。木や動物、空気や大地、魚や虫がそれぞれが、それぞれの役目を持って共存しています。

それらがすべて人間だったら、人間も生きていけません。

 

アインシュタインは、ハチが、絶滅したら、人間も絶滅するという仮定を出しました。

ハチは、花から蜜をもらう代わりに、花の花粉を体につけて、次の花へと運んでいきます。

風で飛ばして、受粉するだけではなく、虫なども役に立っているからです。

 

花は、花として、その役目をもって世界を守っているのです。ハチは、ハチとして、その役目をもって世界を守ります。

違うからこそ、生きていけるのですね。

 

人間の体には、さまざまな臓器が、ありますが、それぞれの臓器がそれぞれの機能で動いているから、ひとりの人間が成立しているのです。

会社や社会、組織も同じです。

もし、強い組織を造ろうと考えているのなら、まったく違うタイプのひとたちを入れることです。

同じタイプや固定概念を持っただけの組織は、同じことしか考えず、循環しません。

 

コツコツと同じことを繰り返せる人もいれば、毎日違う生活を繰り返すことが良いと考える人もいます。

前向きに進む人もいれば、危機感を持って止まる人もいます。

 

サッカーが良く分かりますが、すべての選手が、オフェンスだったら、そのチームは負けます。

オフェンスもいれば、ミッドフィールダーもいれば、ディフェンダーもいて、キーパーもいるのです。

それぞれが、違いながら、手を結び共存するからこそ、強いのです。

 

 

3、固定概念の矛盾

わたしたち現代人は、先人が決めたラインや人間社会がすでに造られた世界に、生まれ出ています。

すでに、固定されたように社会が造られ、体系化されているので、それを基準にして、自分の存在を確かめようとしますが、それらは、参考にする程度しか、本来は、役立ちません。

なぜなら、人間には自由意志があり、何を選ぶのかは、その人間によって選択されるからです。

 

固定された先入観が多い人ほど、自分ではなく、他人が作り上げた脳の情報に流されて、選択し、まるでロボットのように生きることになり、自分を見失います。

自分が決定しているというよりも、環境に依存して、それを選択するしかない生き方で生活しているからです。

 

そうすると、自分が何者なのかが、まったく解らなくなります。

それも自分の一部ではありますが、参考にしか、すぎないのです。

 

神様は、人間に、聖書という基準を与えました。ですが、その聖書に従うかどうかは、人間に決めさせます。

基準を与えますが、その基準にしか行動できないように、強制するようなことはされません。

例え、犯罪であっても、その悪ができるほど、この世界は、かなりの大きな幅で、行動できることが解かるのです。

 

そして、神様が望むのは、ひとりひとりの意思で、神様を選び、幸せを手に入れることなのです。

人間の基準は、狭く、人に不自由を強制してしまうものですが、神様の基準は、とても広いもので、従えば従うほど、心軽やかに本当の自由を手に入れられるのです。

人間は不完全だけに、不安がよぎるので、欠乏マインドに陥り、他人を強制的にでも、コントロールして、安心したいと考えてしまうので、人間が作り出した基準をそのまま正しいと考えるのは、注意が必要なのですね。

 

人と競うあうことは、不自由になることです。

 

20年前まで、スポーツ選手は、過酷な練習中であっても水を飲むな!という常識が脳にインプットされ、暑い中であっても、水を飲まずに、我慢し続けていました。ですが、今は、水分を取ることは当たり前になっています。

 

このように、人間が当たり前だと思っていることは、実は非常識であったりするのです。人間が常識だと錯覚しているだけで、事実は、非常識だったわけですね。

運動をすれば、水分が外に出て、熱が高まり、エネルギーを消費します。消費するのに、補給しなければ、いつかは止まってしまうのは、事実であり、常識なのです。

根性で、どうのこうのということではありません。

 

手を振って、空を飛べ!と言われても、人間は、鳥のように空には飛べないのです。

 

 

4、すべてを消し去る

仏教では、座禅を組んで、心を無にすることを薦められています。

これはとても、良いことだとわたしは考えます。

 

見た目は、何もしていませんが、何もしないということが、事実へと人を導くのです。

 

あらゆる宗教では、いのりを大切にします。祈ることで、脳がクリエイティブになり、目に見える世界だけではなく、目に見えない事実を発見できるようになります。

 

現代人は、それらをまったく教えられずに、生活しているので、まやかしに、そのまま騙され続けてしまいますが、瞑想を普段からしているひとは、見方をかえて、出来事を考えることができるようになるのです。

 

基準は、基準として、参考として、利用するのはいいですが、それに囚われすぎるとよくありません。

ですから、瞑想などをして、すべてを消し去って、無にして、自然体の状態にしてみましょう。

すると、見えてくるものがあります。

 

多くの疑問、多くの答え、多くのまやかしなどがみえたり、自分の道が見えてきたりもするのです。

他人と競い続けても、幸せにはなりません。なぜなら、上には上がいるからです。

ある時は、勝てても、明日には負けてしまうこともあるからです。

 

競って勝つことが幸せなら、永遠に幸せや平安は手に入りません。

人の目を気にしすぎることは、自分を苦しめ続ける行為になるのですね。

 

情報がなければ、ひとは、答えを見出すことはできません。ですから、なるべく大量の情報を持つべきですが、その情報を手に入れたら、定期的に、0にして、答え合わせをしていくべきです。

コンピューターでいう最適化する状態です。

 

はじめはもちろん、情報に左右されて生きますが、そのまま情報に流されて生きれば、自分が形成されていきません。

いつかは、情報に縛られるところを抜け出して、情報を利用するように、成長しなければ、人間とはいえません。

 

情報に縛られている人ほど競うのですね。

 

素晴しいスポーツ選手は、そのスポーツに縛られていながら、その人格は、独特であったりします。

はたからみれば、競っているかのようにみえるかもしれませんが、実は、自分に集中している場合が多いのです。

競い合っているようにみえて、競っていないというわけです。

 

固定概念を乗り越え、多彩なアプローチがあるからこそ、結果が出せているのです。

はじめは、ルールや枠があることは、大切であり、それに縛られるのは、当たり前ですが、それを超えて、自由自在に生きているということです。

 

いつまでも、依存して生きるのではなく、独立して、共存していくようにしたいものです。

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